共通テストの自己採点が終わった後、予想していた点数より低くて茫然とする。リサーチの判定を見たら、今までB判定だったのがD判定に下がっていた。「もう無理かもしれない」──そんな絶望感を抱えたまま、次の日からどう過ごせばいいのかわからない。高3生にとって、自己採点後の数日間は、受験期間で一番辛い時期かもしれません。
自己採点で落ち込むのは、「これで全てが決まった」と感じてしまうからです。今まで積み上げてきたものが、この1日の結果で否定された気がする。志望校を下げるべきなのか、それとも諦めずに挑戦すべきなのか。判断する材料もないまま、ただ不安だけが膨らんでいく。周りの友達が「思ったより取れた」と話しているのを聞くと、余計に辛くなる。
毎年、共通テスト翌日には何人かの生徒が落ち込んだ顔で相談に来ます。去年も、自己採点で目標点より30点低かった高3生が「もう無理ですよね。志望校下げたほうがいいですよね」と、諦めた様子で話してきました。話を聞くと、志望校は地方国立大学で、共通テストと2次試験の配点は5:5。今までの模試ではB判定が多かったけれど、今回の自己採点ではD判定になってしまったと。
私は、共通テストの結果が悪くても、まだ終わりじゃないと考えています。特に2次試験の配点が高い大学なら、逆転のチャンスは十分ある。共通テストで30点足りなくても、2次試験で60点多く取れば挽回できる。数字で見れば、そう難しいことじゃない。問題は、自己採点のショックで気持ちが折れてしまうことです。
その生徒には「共通テストは終わった。もう変えられない。だったら、2次試験でどう挽回するか考えよう。君、2次の過去問、去年8割取れてたよね。それが本番で取れれば、十分逆転できる」と伝えました。本人は「でも、共通テストでこんな失敗してるのに、2次で成功する気がしない」と不安そうでしたが、「共通テストと2次試験は別物だよ。気持ちを切り替えて、できることをやろう」と。
自己採点後にすべきことは、まず一晩だけ落ち込むことです。無理にポジティブになる必要はない。悔しい、辛い、情けない──そういう気持ちを、1日だけ抱えていい。でも、翌日からは切り替える。過去は変えられないけど、未来は変えられる。2次試験がある限り、まだ勝負は終わっていません。
志望校を下げるべきかどうかは、冷静に判断する必要があります。判定だけで決めるんじゃなくて、2次試験の過去問で自分がどのくらい取れるか、本番までにどのくらい伸ばせるか、それを見極める。D判定でも、2次試験で逆転できる可能性があるなら、挑戦する価値はある。逆に、E判定で2次試験も厳しいなら、現実的な選択肢を考える。その判断は、感情じゃなくて数字でする。
それと、私立入試も残っています。共通テスト利用で出願していても、一般入試がある。共通テストで失敗したからといって、全てが終わったわけじゃない。まだ戦える場所はたくさんあります。大事なのは、自己採点のショックを引きずらないことです。
自己採点が予想より低かった。それは事実です。でも、それで受験が終わったわけじゃない。2次試験で挽回できる可能性がある限り、諦める必要はありません。冷静に、次にできることを考える。それができれば、まだ逆転のチャンスはあります。
当塾では、自己採点後の進路相談や、2次試験に向けた戦略を一緒に考えています。落ち込んだときこそ、冷静に次の一手を考えましょう。






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