休みは「準備期間」か「休息期間」か──高1・高2生にとっての正解はない

高1・高2生から「冬休み、どう過ごせばいいですか」という相談をよく受けます。学校の先生からは「今のうちから受験を意識して勉強しておくように」と言われる。でも部活の先輩や友達からは「高3になってからで大丈夫だよ」と聞く。冬休みを来年に向けた準備期間として勉強に充てるべきか、それとも休息期間としてリフレッシュするべきか。どちらが正解なのかわからず、結局どっちつかずのまま冬休みが終わってしまう──そんな生徒は毎年たくさんいます。

この悩みが生まれるのは、「勉強するか、休むか」という二択で考えてしまうからだと思います。勉強するなら毎日何時間も机に向かわなきゃいけない。休むなら完全に勉強から離れていい。そう考えると、どちらを選んでも罪悪感が残る。勉強すれば「せっかくの冬休みなのに」と思うし、休めば「このままでいいのか」と不安になる。結局、中途半端にダラダラして終わってしまう。

先日、高2の生徒が「冬休み、どのくらい勉強すればいいですか」と相談に来ました。話を聞くと、部活が年末年始も練習があって、休みは元日だけ。「先生からは冬休みに弱点を潰しておけって言われたんですけど、正直そんな時間あるかなって」とのこと。本人は「やらなきゃいけないのはわかってるんですけど、少し休みたい気持ちもあって」と、少し申し訳なさそうに話していました。

私は、冬休みを「準備期間」か「休息期間」かどちらか一方に決める必要はないと考えています。むしろ、両方やればいい。1日のうち2時間だけ勉強して、残りは自由に過ごす。それで十分です。高1・高2の冬休みは、受験生のような追い込みをする時期じゃない。だから、無理に詰め込む必要はないし、完全に何もしないのももったいない。少しだけ勉強して、あとはリフレッシュする。そのバランスが大事だと思います。

その生徒には「部活があるなら、練習がない日の午前中だけ勉強すればいい。2時間でいいから、英単語と数学の復習をやってみて。それだけでも、3学期が始まったときに全然違うから」と提案しました。本人は「それくらいならできそうです」と安心した様子でした。完璧を求めず、できる範囲でやる。それが続けられるコツです。

冬休みにやっておくといいのは、今までの復習です。新しいことを始めるんじゃなくて、1学期・2学期でわからなかったところを見直す。英文法の穴を埋める、数学の苦手単元をもう一度解いてみる。それだけでも、3学期からの授業が楽になります。逆に、何もしないまま3学期が始まると、冬休み前の内容を忘れていて、また一から思い出すのに時間がかかる。

ただ、休むことも大切です。部活の試合があるなら、そこに集中すればいい。友達と遊ぶのも、家族と過ごすのも、大事な時間です。受験生になったら、そういう時間はなかなか取れなくなる。だから今のうちに、しっかり休んでリフレッシュしておく。そのほうが、来年また頑張れます。

冬休みは「準備期間」でもあり「休息期間」でもある。どちらか一方を選ぶ必要はありません。少しだけ勉強して、あとは自分の好きなことをする。そのバランスが取れていれば、それで十分です。

当塾では、高1・高2生が無理なく学習習慣を続けられるようサポートしています。完璧を目指さなくていい。自分のペースで、少しずつ積み上げていきましょう。

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